クレジットカード会員が亡くなったとき|家族が行う5手順
- 会員が亡くなったときに家族が手続きするなら、本人名義カードを使わず、①カード収集、②発行会社へ連絡、③継続課金変更、④未払残高整理、⑤付帯カード等の確認を進めます
- カードの退会だけでは携帯電話・公共料金などの契約は終わりません。三井住友カードは、契約先へ連絡した後も2〜3カ月カード払いが続く場合があると案内しており、サービスごとに解約または支払い方法変更が必要です
- 必要書類とポイントの扱いは会社別です。JCBは手続き時に戸籍謄本・住民票(除票)・死亡診断書等の公的書面の写しを求める場合があると案内しています
亡くなった方のクレジットカードは、家族でもそのまま買い物や料金支払いに使い続けるものではありません。 日本クレジット協会は、クレジットカードを利用できるのはカード名義人本人だけと案内しています。物理カード、カード番号、スマートフォンのウォレットを家族が新たに利用せず、カード裏面などで発行会社を確認します。
そのうえで、カード会社への退会連絡、カード払いを登録した各サービスの契約変更、残っている請求の支払い方法を別々に進めます。発行会社の退会受付が済んでも、未計上の利用や継続課金が消えるわけではありません。
よくある質問
亡くなった家族のカードを、生活費のために使ってもよいですか?
カード会社への連絡には何が必要ですか?
家族カードやETCカードはそのまま使えますか?
カードを解約すれば、携帯電話や公共料金も止まりますか?
カードを退会すれば、未払いの利用代金はなくなりますか?
ポイントや電子マネー残高は家族へ移せますか?
カードが見つからない、カード番号が分からない場合はどうしますか?
FAQの出典: 日本クレジット協会「クレジットのつかい方」/JCB「本会員が亡くなった場合」/三井住友カード「会員が亡くなった場合の退会」/楽天カード「契約者が亡くなった際の手続き」/JCB「J-POINTプログラム利用規定」
5項目の連絡先と完了の目印
| 項目 | 連絡先 | 伝えること | 完了の目印 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| 本人カード | カード発行会社 | 死亡、カードの有無、連絡者との関係 | 退会・停止の受付 | JCB |
| 継続課金 | 各サービス契約先 | 契約終了または新しい支払い方法 | 最終請求月・変更受付 | 三井住友カード |
| 未払残高 | カード発行会社 | 口座状況、明細送付先、支払い案内 | 発行会社が案内した請求額・支払方法 | 楽天カード |
| 付帯カード | カード発行会社 | 家族・ETC・交通系・スマホ決済の有無 | 停止対象の一覧 | 三井住友カード |
| ポイント等 | 発行会社・各サービス | ポイント、電子マネー、チャージ残高 | 失効・返金・必要書類の回答 | JCB規定 |
退会受付だけで全項目が同時に終わるわけではありません。 発行会社と各契約先の受付日・担当窓口・次の請求予定を1枚のメモに残します。
1. 本人名義カードを使わず、発行会社を洗い出す
財布の物理カードだけでなく、家族カード、ETCカード、交通系・電子マネー一体型、Apple Pay・Google ウォレットなども洗い出します。銀行口座明細やメールから年会費・継続課金があるカードも探します。
カード番号や暗証番号を家族が使って会員ページへ入り、本人として退会するのではなく、発行会社の「会員が亡くなった場合」の窓口を利用します。三井住友カードは親族向けのインターネット手続きを用意し、楽天カードは親族からコンタクトセンターへ連絡するよう案内しています。
2. 必要書類は、発行会社の指示後に用意する
発行会社へは、亡くなった会員の氏名・生年月日・住所、カード番号が分かればその番号、連絡する人の氏名・連絡先・続柄を伝えます。手元にカードがない、複数枚ある、銀行口座が使えないなどの状況も併せて伝えます。
JCBは、公的書面の例として戸籍謄本、住民票(除票)、死亡診断書等を挙げています。実際に必要な書類、コピーの可否、発行期限、送付先は案件ごとに確認し、カード番号や個人情報を指定外のメールへ送らないようにします。
3. 継続課金は契約先ごとに変更する
カード会社への退会連絡と、携帯電話・公共料金・インターネット・サブスクリプション等の契約変更は別手続きです。請求明細から継続課金を抽出し、「契約を終了するもの」と「家族が引き継ぎ、別の支払い方法へ変えるもの」に分けます。
三井住友カードは、各契約先へ連絡した後も2〜3カ月カード払いが継続する場合があると案内しています。最終利用月、解約日、支払い変更の反映月を各契約先へ聞き、翌月以降の明細も確認します。
4. 未払残高は発行会社の請求案内で整理する
退会前の利用、未計上売上、分割・リボ残高、年会費、退会後に到着した継続課金などが残る場合があります。三井住友カードは、残る請求の利用代金明細を登録住所へ郵送し、支払口座が使えない場合は届出人へ連絡することがあると案内しています。
請求が口座から落ちなかった場合も、家族の判断で金額を推測して振り込まず、発行会社が示す請求額・振込先・期限を確認します。相続放棄など法的な判断に関係する場合は、カード会社への事実連絡と並行して専門家や公的相談窓口へ相談してください。
5. ポイント・電子マネー・付帯カードを別に確認する
本会員の退会で家族カードやETCカードが同時に止まる商品があります。三井住友カードと楽天カードはいずれも、本会員退会時の付帯カード同時退会を案内しています。家族が日常利用していたカードでも、継続利用を前提にしません。
ポイント、マイル、電子マネー、プリペイド残高は同じ扱いではありません。J-POINT利用規定は死亡を利用権等の喪失事由に含め、三井住友カードの案内では楽天EdyとWAONでも残高の扱いが分かれています。裁断・廃棄は、残高の回答と返送要否を聞いた後に行います。
手続きメモに残す項目を開く
- 発行会社名、カード名、末尾4桁、物理カードの有無
- 連絡日、窓口名、受付番号、次に必要な書類
- 家族カード、ETC、交通系、スマホ決済の停止範囲
- 未払・未計上分の明細送付先、支払方法、期限
- 継続課金の契約先、変更受付日、最終請求予定月
- ポイント・マイル・電子マネーの回答とカード廃棄方法
まとめ:カード退会だけで終わらせず、5項目を記録する
- 本人名義カードを家族が使わず、発行会社を洗い出す
- 発行会社ごとの死亡・退会窓口へ連絡する
- 継続課金は各契約先で解約または支払い変更する
- 未払残高はカード会社が案内する金額・方法で整理する
- 付帯カード、ポイント、電子マネーを個別に確認してから廃棄する
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国内の個人向けクレジットカード会員が亡くなった場合の、カード会社・継続課金・未払残高に関する一般的な整理です。相続人の確定、相続放棄、債務の承継、税務、銀行口座の扱いについて法的判断を示すものではありません。法人・コーポレートカードは勤務先の管理者と発行会社へ連絡してください。
本記事の内容は各公式サイトで確認した情報(確認日: 2026-08-04)にもとづくクラベカ編集部の整理です。窓口、必要書類、付帯カード、請求、ポイント・電子マネーの扱いは会社・商品ごとに異なり、変更される場合があります。