新NISAのクレカ積立、どのカードが得か — 還元率・上限・条件で選ぶ

解説公開日: 2026-07-04

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結論(30秒でわかる要点)
出典: 各証券会社・カード発行会社の公式サイト(SBI証券楽天証券ほか、下表に記載)。積立還元率・上限・条件は各社が改定することがあります。
月10万円の積立、ゴールドの年会費は取り戻せる? 無料カード0.5%なら年6,000ポイントが追加コストなしで貯まる。ゴールドはそこに上乗せできるが、年会費がかかる dカード GOLD 積立の上乗せ(年・対0.5%) +7,200P 年会費 11,000円 積立だけでは −3,800円/年 ドコモ料金10%等の特典で回収する前提 三井住友ゴールド(NL) 積立の上乗せ(100万利用時) +6,000P 年会費 5,500円→0円 100万利用なら+6,000円/年 積立専用は0%=−5,500円/年 dカード GOLD U 積立の上乗せ(年・対0.5%) +7,200P 年会費 3,300円 +3,900円/年 プラス 若年層向け・条件で実質無料化 ※ 月10万円×12ヶ月を無料カード0.5%との差で試算(クラベカ編集部試算)。高還元には各社の条件(利用額・NISA口座等)あり。 積立額が少ないほど差は縮む。ゴールドは「積立以外の特典(料金割引・保険・ラウンジ等)」まで含めて選ぶのが前提。 出典: 各社公式(確認日2026-06-13)|作成: クラベカ編集部(2026-07-04)
図: 月10万円のクレカ積立で、ゴールドの年会費を上乗せ分だけで回収できるか(クラベカ編集部試算)

よくある質問

クレカ積立は何がお得なのですか?
投資信託の積立をカード払いにすると、積立額に対してポイントが付きます。たとえば還元率0.5%のカードで月10万円を積み立てると、年間で6,000ポイント。新NISAの「つみたて投資枠」は年120万円(=月10万円)なので、枠を使い切るペースで積み立てる人ほど、貯まるポイントも大きくなります。投資のリターンとは別に、支払い方法を変えるだけで受け取れるのが利点です。
年会費無料のカードとゴールド、どちらがいいですか?
「積立のためだけ」ならまずは無料カードで十分なことが多いです。無料カードは0.5%が標準で、月10万円なら年6,000ポイントが実質ノーコストで貯まります。ゴールドは1.0〜1.1%と高いものの、月10万円でも無料カードとの差は年6,000〜7,200ポイント程度。年会費が11,000円のゴールドだと、この上乗せだけでは回収できません。ゴールドは料金割引・旅行保険・ラウンジなど「積立以外の特典」も使う人向けです(詳しくは本文で試算しています)。
積立の上限や、新NISAとの関係は?
カード積立の上限は各社おおむね月10万円です。これは新NISAの「つみたて投資枠」の年120万円(月10万円)と同じペースなので、つみたて枠を毎月満額使う設計とかみ合います。なお、成長投資枠を含めてさらに多く積み立てたい場合、カード払いの対象は月10万円までで、それを超える分は現金(口座引き落とし)などになります。楽天証券のように、カード決済とは別に電子マネー決済を併用できる証券もあります。
「1%還元」と書いてあっても条件があるって本当ですか?
本当です。高い還元率には条件が付くことが多いです。たとえば当月のショッピング利用が5万円以上ないとポイントが付かない・下がるカード、前年のカード利用額が一定以上でないと率が下がるカード、NISA口座か課税口座かで率が変わるカードがあります。多くのカードで「クレカ積立の金額そのもの」は利用額の条件にカウントされない点も要注意です(積立とは別に、ふだんの買い物でその金額を使う必要がある)。表示の最高還元率だけでなく、条件を満たせるかで選びましょう。
証券会社はどう選べばいいですか?
「ポイントを普段使っている経済圏」に合わせるのが基本です。楽天ポイントなら楽天証券×楽天カード、Vポイントや三井住友を使うならSBI証券×三井住友カード、PayPayならPayPay証券×PayPayカード、といった組み合わせです。積立で貯まるポイントの「使い道」が普段の生活とそろっていると、ポイントを無駄なく使えます。証券口座は無料で開設でき、投資できる商品(対象ファンド)も各社で確認できます。
課税口座とNISA口座で還元率は変わりますか?
変わるカードがあります。たとえばマネックス証券のdカード積立は、NISA口座なら月10万円まで一律1.1%ですが、課税口座では積立額が増えるほど率が下がる段階制です。まずNISA口座(つみたて投資枠)から埋めるのが、還元の面でも税制の面でも基本になります。自分の口座区分でどの率が適用されるかは、各証券の公式ページで確認してください。

クレカ積立ができる主なカードの比較

カード(年会費)証券会社積立還元率主な条件・注意点
楽天カード
無料
楽天証券0.5〜1.0%ファンドの代行手数料で判定(年率0.4%未満0.5%/0.4%以上1.0%)。上限月10万円(楽天キャッシュ決済併用で計月15万円)
三井住友カード(NL)
無料
SBI証券0.5%前年のカード利用額10万円以上が条件(10万円未満は0%)。利用額に積立分は含まない。上限月10万円
PayPayカード
無料
PayPay証券0.7%PayPayアプリの資産運用(ミニアプリ内の投資信託)が対象。上限月10万円(最大700ポイント/月)
JCB カード W
無料
松井証券0.5%当月のショッピング利用5万円以上が条件(5万円未満は付与なし・積立分は含まない)。上限月10万円
au PAY カード
無料
三菱UFJ eスマート証券0.5%一般カードは0.5%(積立額200円で1ポイント)。上限月10万円。高還元はゴールド+所定プラン等の条件付き
エポスカード
無料
tsumiki証券0.1→0.5%「がんばってるね!ポイント」。1年目0.1%から毎年+0.1%、5年目以降0.5%が上限。年2回以上の積立が条件
dカード GOLD U
3,300円(条件で無料)
マネックス証券1.1%NISA口座は月10万円まで一律1.1%(課税口座は段階制)。18〜29歳向け・年間30万円利用など条件で年会費実質無料
dカード GOLD
11,000円
マネックス証券1.1%NISA口座は月10万円まで一律1.1%。課税口座は段階制(月5万円以下1.1%/5万円超〜7万円0.6%/7万円超0.2%)
JCBゴールド
11,000円
(オンライン入会で初年度無料)
松井証券1.0%当月のショッピング利用5万円以上で1.0%(5万円未満は0.5%)。上限月10万円
三井住友ゴールド(NL)
5,500円(100万利用で無料化)
SBI証券1.0%前年のカード利用額100万円以上で1.0%(10万〜100万円は0.75%、10万円未満は0%)。利用額に積立分は含まない

出典: SBI証券楽天証券マネックス証券(dカード積立)JCB(松井証券)PayPayカード三菱UFJ eスマート証券tsumiki証券 各値はカード個別ページにも掲載しています。※還元率・上限・条件は改定されることがあります。

クレカ積立の基本 — 上限は月10万円、新NISAのつみたて枠と同じペース

クレカ積立は、投資信託の積立をクレジットカード払いにして、積立額に応じたポイントを受け取るしくみです。カード決済で積み立てられる上限は、各社おおむね月10万円。これは新NISAの「つみたて投資枠」の年間120万円(=月10万円)とちょうど同じペースなので、つみたて枠を毎月満額使う人と相性がよい設計です。

ポイントは投資のリターンとは別に受け取れるため、「どうせ積み立てるなら、対応するカード払いにするだけで年数千ポイント」という位置づけになります。まずはこの「上限月10万円」と「自分がいくら積み立てるか」を押さえると、カードごとの差を正しく比較できます。

年会費無料カードは0.5%が標準。ただし「条件」に注意

結論として、年会費無料カードの積立還元は0.5%が標準です。例外は、アプリ内投信に限って0.7%のPayPayカードと、ファンドの手数料次第で1.0%になる楽天カード。無料カードは年会費のコストがゼロなので、0.5%でもそのまま純粋な上乗せになります。

ただし注意したいのが還元の「条件」です。三井住友カード(NL)は前年のカード利用額が10万円以上、JCB カード Wは当月のショッピング利用が5万円以上でないとポイントが付きません。しかもこれらの利用額に「クレカ積立の金額」は含まれないため、積立とは別に、ふだんの買い物でその金額を使っている必要があります。ふだんからそのカードをメインで使う人なら問題ありませんが、「積立専用」に作ると条件を満たせず0%になることがあります。

ゴールドの1%は、年会費を積立だけで取り戻せるとは限らない

結論から言うと、ゴールドの1.0〜1.1%は魅力的ですが、「積立の上乗せ」だけで年会費を回収できるとは限りません。ここが選び方の分かれ目です。

根拠を試算で見てみましょう(クラベカ編集部試算・月10万円を12ヶ月積み立て、無料カード0.5%との差で計算)。

例外として、年会費を「積立以外の特典」で回収できる人——ドコモ・auの通信料金割引、旅行傷害保険、空港ラウンジ、対象店での高還元などを実際に使う人——は、ゴールドの1%が上積みでついてくる形になり、十分に得です。逆に「積立のためだけ」にゴールドを作るなら、多くの場合は無料カードのほうが合理的です。ゴールドの損益分岐はゴールドカードは年会費の元を取れるかでも解説しています。

証券会社は「使っている経済圏」に寄せる

どの証券を選ぶかは、普段使っているポイント経済圏に合わせるのが基本です。積立で貯まるポイントの使い道が生活とそろっていると、無駄なく使えます。

自分に合うカードがまだ絞れないときは、クレカ診断年間得額シミュレーターで、ふだんの使い方を含めた得額を試算できます。

まとめ

クレカ積立に使うカードの詳細・申込

年会費・積立還元率・条件・上限は各カードの個別ページ(出典つき)と各公式サイトで確認できます。まず年会費無料で始めやすい3枚を挙げます(ゴールドは上の表・本文を参照)。

楽天カード
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 1.0%(楽天ポイント)
公式サイトで申し込む →
三井住友カード(NL)
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 0.5%(Vポイント)
カードの詳細・申込を見る →
PayPayカード
年会費: 永年無料 / 基本還元率: 1.0%(PayPayポイント)
カードの詳細・申込を見る →

申込前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

本記事の内容は各社公式サイトで確認した情報(確認日: 2026-06-13)にもとづきます。積立還元率・上限・条件・対象ファンドは変更される場合があります。投資信託は元本割れのリスクがあります。申込・積立の前に各公式サイトで最新の条件をご確認ください。

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